レーベル病(レーベル遺伝性視神経症, LHON)は母系遺伝のミトコンドリア遺伝子変異疾患です。男性に発症することが多く、10歳代~30歳代、45歳から50歳代に発症ピークがあります。
症状は両眼性で、進行は数週間から数か月の亜急性であることが多いとされています。視力低下、中心暗転、光視症、羞明などを自覚することが多いです。
ミトコンドリアの遺伝子の中で、3460、11778、14484の塩基対変異のタイプが90%を占めています。
日本では2015年ごろにイデベノン内服の治験が行われております。イデベノン900mg/日で治験が行われていました。
文献的にはイデベノンのほか、他のユビキノンやタウリンなどでも効果について報告されています。
ある種の神経の病気に対してはいくつかのビタミンに効果があるとして薬効が認められているものもあります。
当院ではすこしでも可能性がある治療方法に希望を託したいと思われる方々からのご相談を承ります。